人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園後輩 フレデリカ

― デメララ・収容施設 ―

[自分の語る言葉に、人々が沈黙し、耳を傾けるのを感じていた>>144
 語り終えた後も、しばし静寂の時が続く。
 その中で最初に動いたのは、喉に痛ましい傷のある老人だった]

[声を無くした者たちの間で使われているのだろう指文字を、老人を支える者が翻訳する>>145]

 あ……。

[太陽を――光を望んでくれた老人に、知らず安堵の声が漏れた。
 他の収容者らも、口々に外へ出たいという意志を口にする。
 声でなく指で語る者たちも多くいた]

(148) 2020/11/18(Wed) 23:10:35

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