― 回想/第二王子私室 ―ああ、頼む。[続く短い応えは、それで通ずると思うが為。恐らくは同じ思いだろう、一言で請け合う彼>>127へと感ずるのは、心強さで。]ああ、 …… それはいいな。[会話の最後。付け加えられた一言に、ウェルシュの顔は綻んだ。未だ心に陰を残した、それでも今日一番の微笑みらしい微笑みであったろう。淡く笑ってヘーゼルの瞳を細め。]