[そう告げられ、思い出すのは今までのあれそれ。自分より十も上の相手に聞いていた口の内容を思い出して、顔色は次第に青くなる。幼馴染ほど砕けたような物言いはしないものの、それでも年かさの男に対する口の利き方ではななく失礼や不躾などの言葉が渦巻くなか口から飛び出た言葉は。]詐 欺…っ![の一言を言い放つと今度は真っ赤になり、後に「申し訳ありません!」と何度も頭を下げたのは、今なお残る黒歴史だ。]**