[検査結果が出て、シロウから喫煙について要望を聞けば、
壁に取り付けられたパネルを操作して空気清浄機を作動させる。
喫煙習慣はあまり好ましいものではないが、
あまり行動を制限してしまうのは精神的に負荷がかかると判断。
博士にも喫煙の習慣があったため、研究所内、特に生活区画には
ここと同じ空気清浄機が取り付けられている。
これから滞在する客人用の部屋にも同じものが設置されている。
パネルを見つけること自体はそう難しいことはない。
手渡したマウス型ロボットを受け取ってもらえれば、こく、と頷く>>88]
博士の趣味かは存じません。
ですが、『使用者に適したものを』という設計当初のコンセプトに
忠実に作成されたため、このような形態をしていると聞いております。
[彼がマウス型ロボットをつつくのを無表情に見つめる。
それから、L区画に赴く彼が手を振っているのを見送った*]