― 空中:ウシャスの上 ― ……霧の中、か。辛いな。[森に向かうにつれ深まる霧で、音は包まれて。響く羽音の距離感すら、常とは異なる物。手の内、首に下げた方位磁針を確認する。……方向は合っているらしい。] このペースで向かえば恐らくは…… ……どうした?[無言のままの傭兵に。恐らく森の中、日が暮れる前にどこかの小屋には辿り着ける、と告げようとして。>>66不意に聴こえた言葉に、眉を顰めた。]