[手も届かない背丈だったせいで見えなかったけれど、空中を漂っていると、テーブルの上に並んだ料理の数々が所狭しと並んでいた。
]
そうじゃあ、肉、肉……♪
[ふふん、と羊の丸焼きを宙から取る。
味付けが簡素でうまい。
同じようにスペアリブを頬張っていた青年が、主の話をしだした。>>143
背中の上に乗せるとか乗り心地がいいとか、そんな言葉にうんうんと頷く。]
うむうむ。わかるのじゃ。吾も背を許すのは主だけなのじゃぞ。
背で寝るとはぬしも心許されておるのおぉ〜
[飛ぶ者みたいだけど、主を背に乗せるのなら、ストリゲスとは違うタイプの使い魔みたいだ。]
なんじゃ、いつも飛んでおるのじゃろ?
[飛びたい、という言葉>>144には不思議そうに首をかしげながら、青年の手をひっぱる。
なんでもできそうな酒の勢い。それと魔法。
ついでにそこにいた肉をくれた少女>>138も、一緒に引っ張り上げた。*]