大丈夫。片手でも案外なんとかなりますよ。[自分が両手で二本の剣を使えることは、トールならば知っていただろうか。俺、と言われると幾分慌てた表情を浮かべた。] え、いや、それだとトール先輩に迷惑が……![この上無く頼りになる相手であり、正直有難い話ではあるのだが。であるが故に、申し訳なさMAXでじっと相手の顔を見つめるのだった。]