逃がしたか…。[呟きながら、左腕を拘束したままの蔓を剣で切り落とす。袖の下では締め付けられた時の痣が残っていることだろう。痛みはまだ残っていた]明日また仕掛けて来るようだな。[妖術師が逃げたことで徐々に撤退し行く異形共は捨て置いた。可能な限り戦力を削るのは有効打だとは思うが、今回に限っては無駄骨になる可能性の方が高い]戻って明日に備えねば。[傍らのイェンスや馬上のクレステッド、カスパルにそう声を向ける]