[良い仕事をしたとばかり、リビングに戻ってきた褐色は驚愕した。
カスパルが、ルートが、そしてタクマまでも床に丸まって眠る現状]
…そういうのも、悪くない。
[流石に全員運ぶのは腕が折れる。
特にタクマを運ぶのは、不可能と感じられた。
明日からは布団をここに持ち寄って
皆で雑魚寝した方が良いのかもしれない。
もしかすると、自分の寝相の悪さも影響しているのかも、と
漸く、昨夜のルートへの行動に申し訳なさを、覚え。
夜の散歩に出向いた面々はどうしただろう?
リビングの電灯を落とし、昨日のリヒャのように
窓辺に腰掛け毛布を羽織り、暫し帰りを待つ。
いつしか訪れる微睡の波に抗う術は持たず
眠くなるまでの間、夜空に輝く星を*見ていた*]