[ ベリアンの語るカーマルグの未来を微笑みながら聞く。] ふふ、そうだな、王弟殿下は耳を塞いでおいた方がよさそうだ。 君の時代、カーマルグもまた変化してゆくことになる。 きっと、来る度に新しい発見があるだろう。 ──この地に豊穣の絶えぬことを祈る。[ カーマルグの民に安らかな暮らしを取り戻すことこそ、ギデオンの大義であった。それを果たし、なおかつ、新しい時代の胎動を見届けた今、謹んで軍参謀の肩書きを返上しよう。***]