― 軍営へ戻る ―[レトの駆るルアルに乗ることになったのは、少年とマリエッタ。キアラとトルメンタを待つことになったリーゼロッテがかけた言葉には、>>70ためらうことなく、うなずいた。できることなどたかが知れているとわかったうえで、だ。竜の背の上。おずおずと伸ばされた手はやがて、ゆっくりとマリエッタの左手を握りしめた]