― 回想・廊下 ―
…?
[>>128当然そうであろうと思っていたので、オズワルドの反応は男にとっても意外。
警戒については是と。]
―まぁな。
でもお前を敵と思って接していたわけではない。
お前、吸血種に目覚めてすぐにソマーリュとやり合ったんだろう。
それにカシムの部屋でのお前の様子は、敵でなくとも普段のようには接する事は躊躇われたと思うんだが…。
お前が味方であって欲しいと思っていたさ。だから鑑定師ではないかと願った。
そうでなくとも、話を聞けば何か分かるかもしれないと。
―と言っても、何と問い掛けようと戸惑って、話も進まず仕舞いだったわけだったんだが。
[その自分の行動が不足だったのか、と思えば嘆息する。]