人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


魔王 カナン

[やがて、玉座の前に皇子が運ばれてきた。

黒い楔を打ち込まれた体は、予想に反してまだ死んではいないようだった。>>39
肌に触れれば冷たく、息も感じられない。けれど命が尽きていないこともわかる。
陽光の気配濃い色彩は、死の沈黙の中でも鮮やかに目に映った。]


 これとあれ、人形をふたつ並べたら愉快であろうなあ。
 しかしツィーアの核を分けるわけにもいかぬし。
 やはりシメオンの業を待つべきか。


[矯めつ眇めつ眺めてから、やはり召し上げようという思考を中断する。
代わりに、しばらく玉座の隣に飾っておくことにした。]

(147) 2017/02/04(Sat) 14:38:53

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