[――と、唐突にコンラートがその場に座り込んだ>>139]
どうしたんですか、コンラート!
[驚きに目を瞠り、様子を窺うように彼の肩に手を掛ける。
けれど、彼の寒いという言葉を聞いて、その理由に納得した。
そういえば、彼の魔法は火属性のように見える。
水属性のフィールドとの相性は悪いはずだ、この寒さが堪えるのも無理はない。
そんな事を思案している内に、ひやりと冷気が増す気配。
振り返れば、8体の雪だるまが見える]
……貴方は、あまり無理をしないで下さい。
シグルド、手伝っていただけますか?
[これまでのやり取りを、シグルドがどう見ていたのか。
それを意識しないまま、彼へと協力を求めた。
自分自身もまた、ヴァイオリンを手に雪だるまに向き直る**]