― 戦場 ―[>>118横から聴こえる声。旧知の仲、だったのだろうか? そう言えば、本家は各地の貴族や領主とも積極的に交流を深めていた筈で。>>137止まった足に、確信する。……この少女は、死んだはずの又従妹だ、と。] ……何で、は、私が聴きたいわ。 一体、貴女の身に何があったの?[事と次第に依っては、本家に戻るよう手筈を整えよう、と。何も知らぬながらも、その傍へ向かおうとして。……その姿は、喧噪に掻き消えた。]