[天界の番犬────魔性を帯びていた青年は変質した魂の容を受け入れ、巨狼として天界を護らんとしていた] がぁっ!![地上を見下ろしていた番犬は大きく翼を羽ばたかせ、数多の糸を地上へと降らせる。雨の軌道の如きそれは、地上に近付くにつれて色を変え、聖焔の煌きを以て魔を滅さんとした*]