[そうして、襲われていた男性の方の様子を確認し、大丈夫かという青年からの問いかけの返事を待つ。
少なくとも自分の方は怪我ひとつないし、ドロイドが彼に攻撃を加える前に助けられたつもりだが、
到着前にどこか怪我などしてはいないか。
それにしても、立派な服を着ている。
それが連邦議員の典型的な衣装だということまでははっきり分からないが、たまにニュースで見るような。
そして、なんとはなしに引っかかるのは。
そうだ、同僚から聞かされていたはなし。>>0:337]
あ、もしかして!
警備のセンパイが言ってた『丸い偉い人』!
ええと、名前は……ベスガ……べ……んんん……
[そんなことを言う彼は、やはり所詮はディーク・アストリーであるからして、
極めつけに残念で失礼なことをべろっと口から出しながら、べ……べ……と首を捻るのであった。]