「愚か者共め、まだワシの恐ろしさが分からんと見える。 明日をセーファ滅亡の日としてくれる。 精々足掻くが良い」[そう吐き捨て、妖術師は高笑いを残しその身を黒い霧で包んでいく。逃走用の術は予め用意していたらしい]ちぃっ![逃がすまいと剣を振るうが、小物が群がり身を挺してそれを阻む。ぼたぼたと元の姿に戻り落ちる魚達の奥で、妖術師の姿は完全に掻き消えた]