[ええっと、と白髪の男――そうだ、確か彼の名前はジーク……ジークフリード?――に声をかけた男を見やる。]
[灰色のふさふさ尻尾を持つ彼に「あ、おそろいだ」と親近感を感じながら――ああ、そうだ。彼もそうじゃないか。
彼もまた、ローゼンハイムから"事前に貰った名簿"に顔写真付で載っていたじゃあないか。たしか……お名前は、イェンスさん。
部屋の前での会話が一通り終わったところで、二人に声をかける。]
……えっと、確かジークフリードさんとイェンスさん、ですよね?
初めまして、ローゼンハイム卿に雇われておりますシュテラと申します。航海中の皆さんのお世話を命じられているので、何かあれば気軽にお申し付けください。
[営業用の笑顔を浮かべ、挨拶と共にぺこり。
この後はジークの部屋でご一緒させていただくことになるだろうか。
そのついでに、二人の招待状も確認させていただこう。]
oO(まぁ、それより先に)
[腹ごしらえだ、と緩んだ口元を隠しながら
ジークの部屋に*お邪魔させてもらった*]