人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


変わり者 アレクシス

― サロン ―

[ノックもせずに部屋へと入る。
城の主の姿を見とめれば、胡散臭い笑みを浮かべて仰々しく一礼した。]

 これはこれは野茨公。本日もご機嫌麗しゅう。
 偶然公に会えるとは、何と幸福な日なのでしょうか。

[ドアを開ける前から気配は察しているし、彼もまたそのことを知っているだろう。
唇は見え見えの嘘を滑らかに紡ぎ、笑みを形作った。]

 本日はシュトラウス家のご令嬢がお見えになられると言うことで。
 私も同席してよろしいですか?

[言葉はあくまで問いの形を取っているが、既に下座の椅子に手をかけ、腰かけている。
肘掛けに腕を置き、両の指を腹の前で組み合わせた。]

(147) 2014/02/17(Mon) 11:40:48

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