―――…ううん、会いに来た。
ここで会うとは思ってなかったから、結果的には、だけど。
話したいことがあって。
魔法弾は俺。
……お前の声が聞こえて、驚いた。
[>>138降りしきる雨の向こうから響く、戸惑ったような、苦しげな声。
それに笑みを浮かべ、言葉を続ける]
成功していたかはともかく、
強請るような真似をしてごめんな。
欲しいのは、金でも情報でもない。
薬は、金があっても在庫がない状態だしね。
[――…まあ金もないけど。
浮かべていた笑みに、自嘲のような、諦めのようなものが混ざった]