[ 止められなかったと泣くその涙を。
ちゃんと拭ってあげられるだろうか。
消されるその声を掬い上げてあげられるだろうか。
夢を語って、きらきらと弾けたその笑顔を、護れるだろうか。
「ぼく、おとうさんと同じ警備員になるのが、夢なの」>>1:71
泣きじゃくる子供の声を振り払い。
主導権を握る獣を前で。>>135
"裏切る" のは、貴方を助けたいからだ。
容赦されなくとも、構わない。
だから……
このナイフの先を、貴方に向けることを赦してください。
───ごめんなさい、とありがとうをしよう?
あのときの延長戦のようなもの。
押し付けられたとは思わない。>>133
海賊船の中で時が止まった少女がひとり
にっこりと、確かに微笑んだのだから。 ]**