― 学校跡地・臨時執務室・少し前 ―>>105
[少し気まずそうなドーベルニュ少佐に、不思議そうに首を傾げて。
暫く後、体面と意地というものの存在について、ようやく思い至った。
自分が、どこででも眠り込んでは担がれたりしていたため、
そのあたりの羞恥心に欠けているのだろう]
……では、アイゼンシュタイン少尉への伝達はお願い致します。
他の士官には、私から。一刻後に、執務室、ですね。
[そう考えつつ、誰に伝達するか指折り数えてみる。>>108
思いのほか早く数えきってしまう事に、……愕然とした]
………。………では、失礼いたします。
[一礼して、臨時執務室を辞した]