……ふむ、ギンセイのに贈って、他に贈らんと言うのも公平に欠けるか。[ごそりと虚空に手を突っ込み、何かを探すように動かす。]お、あったあった。[虚空から取り出したのは中空の、鳴らす物が入っていない銀製のハンドベルが二つ。]赤髪のお嬢と、そちらの金髪のお嬢。自分達ではどうしようもない、厄災、天災レベルの出来事が起きたら鳴らせ。まぁ、杞憂だったらラッキー、くらいの勢いで思っておけば良い。どうせ儂は長生きじゃしの!![カカカッと、笑いながら、何者感を深めるのだった]**