[手を抓られれば大袈裟に顔を顰める。ご機嫌余りよろしくないらしい。
思うところは沢山あるようだ。]
俺がこの程度で酔わないことぐらい知ってんだろ?
タッくんが酔ってるとこ見たことないもんな〜!
[>>145そんなことよりガートルードのことを聞きたい。
が。それを口にするのはさすがに忍ばれた。
これが昔馴染みでなければはぐらかすが、タクマ相手では時間の無駄だろう。領主はグラスを転がしつつテーブルに凭れた。
領主はタクマのことをまだおなどと思ったことはないが、いつになく冷ややかな声に、柔和に笑む。]
俺が対策してないと思ってんのか?タクマ
領民を守るのは領主の義務だ。絶対の。
それに、あの――可愛いレディは、呼んでなかったら…俺の次の領主が困るだろ?
[暗に含めて、旧友が手を出す必要はないと告げる。]
ま。あの熱心っぷりがまた可愛いんだけどよ、俺にしてみれば