[良い名だと満足してくれた老将に笑みを向けると、改めて昇級の祝いの言葉やら長話が始まり、それらを何時もの事のように耳に入れる。その時「10年前のリーミン中佐のように成長して云々…」という単語が流れて]…?[不思議そう、というよりは微妙な顔をする。引き合いに出されるのは、元同僚だった為さほど変ではなかったが、違和感を感じたのは年数の所。]……10年?[思わず話の途中で呟く程。その言葉を耳聡く拾って、老将の方も話を止めて。暫く見つめ合った後。]