―牧場→村の何処か―[(>>142)気丈に振る舞うヨアヒム。其処には小さなヨアヒムの姿は見えなかった。ヨアヒムと視線が交わったまま目を細める。「分かった。宿の方を。」そう、ヨアヒムに任せた。昔と違って幼なじみと言えども皆それぞれが隠し事を持つ様になった。ただヨアヒムが自分自身に相談する事が無くなっても彼の幸せを祈る事は変わらないだろう、ずっとずっと。役場に言って事情を伝えた。その後は知人や友人に伝えるべく村中を駆け回った。**]