[そんなキスともつかぬ蹂躙の最中にも、急所の痛みは休む事無く] ――……ッ、あ……ハァ、っ……[ついに耐えかね――…、舌を解放した。まさにその時に、掻き抱かれた背中を、鋭い痛みが走る。弦を弾くように、長い爪が背中へと何本もの筋を描いていた――……ほんの僅か、ソマーリュへの拘束が緩み]