― 水軍旗艦・『ヴィルベルヴィント』甲板 ― そこはあれです、ウチの第一……『ヴィルベルヴィント流』ってヤツなんで。[現場重視の実力主義。それ故の事なのだ、と伝えて] アタシはもうちょっと、霧つついてみます。 何かわかったら、知らせますねー。[軽い口調で告げた所で、一度、風精による対話は途切れ。さてそれじゃ、と思った矢先、香ばしい匂いが漂ってきた]