人狼物語−薔薇の下国

332 【絶望村】貴方と私が乗れない方舟


教会の子 コンスタンツェ

―大広間―
[掛かった声に、驚きながら顔を上げた。]

ええと……ヴェルザンディ……さん……?

[彼女の言う通り、話すのは初めてだが、何度か教会の礼拝で姿を見かけたことがあった。
 その時牧師様が、名前を教えて下さっておりました。]

牧師様は……恐らく、最後まで、町の方々に声がけをして回るおつもりなのだと、思います……。
私が同行を申し出ても、断られてしまいましたので……。

でも、貴女がここに来られて本当に良かった。
牧師様の……父のしたことは、無駄ではなかったのですね……。

[そう、微笑もうとして……駄目でした。
 元々笑うことが苦手な性質と、牧師様のことが相まってしまって……今自分がどのような表情をしているのかすら、私には分かりません。]

(146) 2015/05/04(Mon) 22:01:59

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