人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法学園生 リヒャルト

 俺が、浮いてる?

[続けて向けられたのは、思いも寄らない評。>>144
きょとん、と見開いた碧の瞳は、そんな事考えた事もなかった、と言わんばかりで]

 ていうかさ、それ、疑問に思うような事なのか?

[続けて返したのは、素の疑問]

 誰かが困ってて、そんで、自分にできる事があったら。
 手、伸ばすのって、なんかおかしい?

[生まれた場所は、それが当たり前だった。
魔法の力を持たない人たちが、手を貸し合って生きる首都の下町。
養子縁組がなされて上流区に移り住んでからも、そこで身についたものは消える事無く、今に至る。

とはいえ、そんな前歴を知っているのは教師連とフレデリカくらいのものなのだが。*]

(146) 2020/11/14(Sat) 19:29:23

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