[部屋の片隅でうずくまっているとシェットラントさんが戻るのが見えた。そのままこちらには目も向けずにギィさんのもとへ駆けつけるのだろう。>>*41今ギィさんはジルさんと一緒に居る……。ギィさんはずるい……自分が恋いこがれて仕方ない、一番欲しい人を簡単に粗末に扱うのだからあれはぼくへのご褒美じゃなかったの?……ぼくのだったら命令しても良いのかな?ぼくだけを見ろってギィさんへの想いを抱えたままぼくに従えと……]