……ん、わかった。ま、寂しくて、なんて情けねぇ理由じゃやらねぇけど。[世界の法則とか、取り決めとか、そんな色々細かい事は知らないし、わからない。でも、風はどこにでも繋がって、どこにでも吹き抜けるんだから、きっとできるはず。そう、思うから──腕を掴む手に、空いてる方の手を重ねて]どーしても、って時には、風に乗せて呼ぶよ。お前なら絶対できる、って。信じてるから。[きっぱり言い切り、笑って見せた。*]