―ステファンのしけんやすみ・プロローグ(生徒会室)―
[ドアが開き、明るい金髪の上級生が元気よく入ってくる]
こんにちは、カレル先輩。
申請書でしたら、お預かりします。
[場所柄か敬語で話す彼から、二枚の紙を受け取って目を通す]
送別パーティの花火予算……と、
お茶会への食べ物持ち込み申請ですね。
わかりました、これは会長に……。
[言いつつ、二枚目の詳細に気付いてにこりと笑う]
あ、こちらは僕の権限で許可出しちゃいますね。
お茶会の方は僕に手配が任されてますし、費用がそちら持ちなら却下する理由はありませんし。
[ケーキに名前の入る会長には内緒、ということ。サプライズである]