―回想―[それ>>3:186は、テレパシーか何か、ということか。それとも心を覗くということが。挟もうとした口を閉じて、コンスタンツェの話を聞く。『時羽流』と弟の名前を聞いたとき、誰だろうと思った。思って、輝音を見て、周防姉弟かとようやく気付く。]……その10年前の事件を無かったことにしようとは、思わないんだな。寧ろ、それは弟くんの方か。10年前といってもいいぐらいに縮んでいたから。