―城館・寝室―――ア…レクッ[降ろした天蓋の中。腹の上に乗る恋人の収縮に、甘く痺れるように押し寄せる波を耐えながら。しっかりと艶めかしい腰を捕らえ、胸元に垂れ下がる夜色の髪に指を絡めてを弄び、自分の上で白い喉を晒して仰け反る淫靡な青年を見つめる。]ここから、どう…しようか――?[このまま華奢な身体を揺さぶってやりたい気持ちを堪えて、わざと訊ねてみた。]