人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


血晶術師 エディ

 全ての礎、我が根源に応じよ。

[零れる紅は、血石の指輪に。
そして、血より生まれし結晶体へと降り注ぐ]

 形なく彷徨いし礎よ、我に応じ、糸と転じて綾を織れ。
 風の如く、影の如く、空を裂き、舞い落ちるもの。
 水の如く、闇の如く、地を割き、湧き出でるもの。
 等しく弾く、力の薄絹。
 無にして有なる、護りの綾。
 我が根源によりて築かれし場に沿いて、織り上げん……!

[零した紅が血色の結晶と転じ、砕け散る。
それに応じて、並べられた大理石の玉の間を、血色の光の線が結んだ。

それに応じて、実際に配置された基点同士を、魔力の線が結ぶ。

それは二つの五芒星を描いた後、ふわりと散って]

(145) 2014/09/16(Tue) 23:20:30

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