ッだとこの外道野郎…!!
[こちらの言い分をまるで意に介さないヴァルター>>138に煽られたのか、思わず殴りかからんとせんばかりの勢いで声を荒げる。
――とディーターにぽんぽんと軽く背中を叩かれ>>140、気づいたようにディーターの方を見た。
昔懐かしい仕草。それに少しばかり気持ちが落ち着いた。
そして友人が自嘲ぎみ>>141に紡いだ言葉。図らずもヴァルターも同じことを言っていて]
殺せないなら死ぬ。
……死にたく、ないなら。
[殺すしかない。それを反芻する。
急速に気持ちが冷えていく。
がたり、と放心したように壁にもたれ掛かった]