[ ホバリングをしているということは、地面に踏ん張れないということだ。
ファルケンの低空突撃は、それを見込んだものだった。
相手を風圧で弾き、時間を稼ぐため。
……本来なら、そこにレーザー乱射も入っただろうが、シュテラはそうはしなかった。
やっぱりまだ本調子じゃないのかな?
オープンチャンネルに恐ろしい叫びが響き、僕は危険を感じた。
……最初1時間かかった合体は、二人で訓練を重ね、3分を切り、2分を切った。
だが、この3日間、一緒に戦っていないのに、いつもどおりにやれるか?
──いや、やるしかない! ]
……シュテラ、行くよ!
『 いつでもいいよ! 』