― 回想:参戦前の一幕 ―
[とりあえず、当人と話をさせろ、と言うわけで。
引き合わされて最初の反応>>124の意味はわからなかった、ものの]
閃影の号を持つ者、レナートゥス・アイヒェ。
……あー、呼ぶ時はレト、でいいから。
[名前が長いから縮めているのだ、というのはいつもの説明。
本当はもう一つ理由があるのだが、それを他者に語った事はない]
細氷のキアラ、か。
……ほったらかしといたわけじゃない、ってんなら、なんで竜だけ外おいといたんだよ?
[声に、ほんの僅かに咎めるものが混じるのは、扱いに納得がいかないが故のもの]
外から来たんなら、知らなくても無理ないけど。
……古くて頭の固い連中は、氷竜ってだけで神聖視する事もあるから、色々と面倒なんだよ。
てわけで、お前さんの竜、迅速に街に入れるのを要求する。