[道化師の攻撃と前後して、人類の希望を一身に背負う勇者が魔王目掛け駆け出す>>141。道化師の視界から外れた勇者への追撃はない。魔王は護るべき王であるが、護られるだけの存在ではない。誰よりも気高く誇らしい、全ての頂点に立つ者への懸念など、欠片も抱くはずがなかった*]