声を![ 二つ目の命に、魔法を使う従者が、手持ちの小袋から金色の髪の一房を取り出し、それを触媒として魔法を発動させる。触媒となった髪の主の声を遠くまで届くよう響かせる...ただそれだけの魔法だが、戦場では有効に使えるときもある ]魔に与する者達よ、命惜しむなら、今すぐ退け![ 朗々と響く声。それは、魔軍に混じる人間達に対する警告であると同時に、前線で戦う王国の騎士達に力を与えるためのもの** ]