その人の代わりに総会に、ですか。 きっと、大切な人だったんですね…。[代わりとして。迷っていると導いてくれた人、と聴けば。何処か懐かしそうな様子の笑みに、もしかして、自分にとっての兄の様な人だったのだろうかと、察せられた。“いたよ” “人だった”と過去形で語られる口調に、恐らく、もう亡き人なのだろうか。自分と同じように、彼も大切な誰かを失っているだろうか、と思う。]