[マーティンが恋天使、ではないか。
そんな突飛な思考が頭をよぎった際、先ほどの通話が脳裏によみがえった。
アリーセが無事だと知って、心底喜んでいた姿。
アレクシスは"絶対"に悪い奴じゃないと言い切る姿。
……それは、自らが選んだ、生贄であったから?
『人狼』ではないと『死神』ではないと……知っていたから?
次から次へと湧いてくる疑念を散らすため、頭を振った。]
……マーティンと、話そう。
[ポツリと呟いて、通信機のスイッチを発信に切り替えたのは……いつのことだったのか。
カレルがすでに『人狼』ではないかと疑い、Nルームにほど近い場所>>131で、銃を抜いていることは知らず。>>13]