うろたえた者もいよう。心に哀しみを抱えた者もいよう。だが――…見ろ! 己が前を。戸惑い背走する公国軍の姿を。 諸君、武器を持て!!この戦場で、多くの仲間の命を流してきたは何の為だ!故郷から遠く離れ、幾度も刃を振るったのは何の為だ!国を。民を。おまえたちの大切なものを――守る為だろう!! 違うかッ!