[クッキー、飴玉、団子もどきに、大福の様な何かに、チョコに。
本当にどこにこれ程隠してたと思うほどの菓子袋が懐から引き出されたのだが]
『……ぶじなおかし たったにこ……』
『ごーいん戦で 打たれまくったけっかがこれか』
『すくなすぎるくもつにぜつぼうした』
『だいじなませきのたいかがおかしにこか……』
う、ううう、うるさいな! ちらちら僕をみながら云うんじゃない!
菓子まで無傷で戦えるわけがないだろ!?
[事が終われば追加でお供えが必要かもな、と思いながらも。
なけなしのお菓子は、壊れて菓子クズと化したそれも含めて、精霊達にすべて巻き上げられたのだった*]