[そうして、それだけで考えが一杯になってしまっている私には、妹の最期の言葉も耳を通らない]ごめんね、ごめんね……[抱き付いてくる妹の眼鏡をかけてやり、自らも腕を身体に絡めて。それでも、彼女の言葉は届かない]