― 風龍峡入り口 ―[そして事が済んだ瞬間、口を挟むのに最適な人間が動いた、のだが>>140] ……うわ。[強烈な踵落としに、思わず身を一歩引いていた。 流石にやり過ぎでは、という言葉は飲み込むよりなかったが。 じっと見ているのも悪い気がして、目を逸らした所に虹の光が現れる>>142] ……どうも。[小さく頭を下げ、休憩になるのならと河のほとりに寄って腰を下ろした。 故郷と同じ水の気は、自身の妖の部分に馴染むようだ*]