― 『世界軸』上層 ―[ 「小さい」ということを、クラリッサが気にしている事は一年前から解っていた。しかしそこを避ける事無く、男は、簡単に話題にもした。それはクラリッサの特性であって、欠点ではない、と、理解していたから ]ああ、お前の「銃」は、それが強みだからな、俺が必ず隙を作るから、目一杯お見舞いしてやれ。[ 後衛に回ることを了承した様子に、ほっとしたのは顔には出たか ]