お、生きとる生きとる
ええ眺めやなぁ。オマエ、こんな景色で人を見下してたんか?
土の味はさぞ美味かろうな。オレは口にした事無いんじゃけど
[何を、なんてとぼけるような話はした覚えが無いのだが。ただ、一緒に来いと言っただけだ。そう、折角だ。2人水入らずで話をして好きだって話をしてわかってもらおう。そうしよう。そんな軽快な提案だったはずなのに、彼女が怪訝そうにするのが、むしろ自分にはわからない。
却下した所で、悲しくて悲しくて火を吹いてしまいそうになるだけなのだが。それは彼女も察した事だろう。]